ニュースリリース
2017年度
2017年11月10日
JXTGホールディングス株式会社
JXTGグループ中期環境経営計画および環境目標の策定について
当社(社長:内田幸雄)は、低炭素社会、循環型社会の実現を目指し、2017~2019年度におけるJXTGグループ中期環境経営計画および2030年度環境目標を策定しましたのでお知らせいたします。
記
<JXTGグループ中期環境経営計画について>
JXTGグループは、「環境保全」をグループ行動基準のひとつとして掲げ、CSR活動の重要テーマと位置付けています。グループ環境方針に定めた重点テーマ「低炭素社会の形成」、「循環型社会の形成」の実現に向けて、グループとして取り組む環境目標を設定し、グループ各社の環境活動を更に推進します。
<JXTGグループ中期環境経営計画における環境目標>
1. CO2排出削減量
資源開発・調達・製造・流通・販売などのサプライチェーン全体において、省エネルギーの推進、環境配慮型商品の販売・開発推進、再生可能エネルギー事業の展開などに取り組みます。
【環境目標】
サプライチェーン全体における削減量(2009年度比)
・ 中期目標(2019年度) :272万トン削減
・ 2030年度目標 :408万トン削減
【主な取り組み】
① グループ生産拠点等でのCO2排出削減
事業活動の内、CO2排出量が最も多い製造段階における省エネルギー対策や、世界最大規模のCO2回収プラント稼働によるCO2排出削減を推進します。
・ 原油精製を行う製油所や金属の製錬所等における省エネルギー対策の推進
・ 米国CO2-EOR※プロジェクトによるCO2回収
※CO2-EOR(Enhanced Oil Recovery):CO2圧入による石油増進回収技術 火力発電所の
石炭燃焼排ガスから回収したCO2を油田まで輸送し老朽油田に圧入、貯留することによ
り、大気中へのCO2の放出量削減と原油の増産を同時に実現する技術。
② グループ生産拠点以外でのCO2排出削減
環境配慮型商品の販売・開発推進などにより、消費段階におけるCO2排出抑制に取り組みます。
・ 省燃費性能を向上させる潤滑油製品
・ETBEを配合したガソリンなどの環境配慮型商品の販売・開発推進
・ 水素、再生可能エネルギー事業の展開
2. 廃棄物最終処分率
資源の有効活用や廃棄物の発生抑制(リデュース)、再利用(リユース)、再資源化(リサイクル)などに取り組みます。
【環境目標】
ゼロエミッション(最終処分率1%未満)の維持
【主な取り組み】
廃棄物の再生利用化や分別の徹底
本環境目標の達成に向けグループ一丸となって取り組み、持続可能な社会の形成に貢献してまいります。
以上