環境

3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進への取り組み

基本的な考え方

JXTGグループは、「循環型社会形成への貢献」に向けて、グループ内での資源の有効活用や廃棄物の発生抑制(リデュース)、再利用(リユース)、再資源化(リサイクル)を推進するとともに、環境リサイクル事業を通じて、社会全体の廃棄物の低減や資源循環に貢献します。

体制については、環境マネジメントをご参照ください。

また、目標については中期環境経営計画をご参照ください。

主な取り組み

産学連携

近年、日本国内の非鉄製錬・リサイクル関連分野の研究者・技術者は減少の一途をたどっています。こうした現状を踏まえ、産官学が一体となり、業界の活性化、底上げを図ることを目指し、JX金属は東京大学生産技術研究所と協働して、非鉄金属資源循環工学寄付研究部門(JX金属寄付ユニット)を設置しています。JX金属寄付ユニットでは、産学連携により製錬技術を利用・発展させ、非鉄ベースメタルとレアメタルに関する人材の育成を目的としてさまざまな取り組みを行っています。
詳細は、JX金属「サステナビリティレポート2018」をご参照ください。

研究開発における取り組み

JX金属は、リチウムイオン電池のリサイクル技術の開発を目的に、2010年に福井県敦賀市に実証化試験設備工場を建設し、コバルトやリチウムなどのレアメタル回収の技術開発を進めております。
詳細は、JX金属「サステナビリティレポート2018」をご参照ください。

廃棄物削減への主な取り組み

2017年度の総廃棄物量は1,535千トンでしたが、循環利用、再利用などにより最終処分量は9千トンとなり、前年度より2千トン減少しました。また、最終処分率は0.6%となり、引き続き、ゼロエミッション(最終処分率1%未満)を達成しています。
具体的な廃棄物削減の取り組みとして、製油所などから排出される汚泥や集じんダストのセメント原料化、製錬所で発生する中和滓※1の繰り返し使用などを推進しています。
また、一部の潤滑油製品の開発評価にあたっては、LCA手法※2を用いております。JXTGグループ中期環境経営計画および環境目標においても、ゼロエミッションをグループ目標として掲げ、継続的に適正管理・再資源化を推進します。

  1. ※1中和滓:製錬工程での中和反応によって生じる生成物。
  2. ※2LCA手法:Life Cycle Assessmentの略で、製品製造について、原料等の「調達」から「製造」、「輸送」、「使用」、「廃棄」までのライフステージ全体の環境影響を定量的に評価する手法です。
  • マークについては編集方針をご確認ください。

廃棄物最終処分量および処分率

  • 上記に関連する詳細データについては、データ編をご参照ください。

資源の有効利用への取り組み

JXTGグループでは、生産の効率化を進め原材料の使用量削減、リサイクル原料の使用量拡大を進めます。
JX金属では、100年以上にわたって培った金属製錬事業の技術を活用したプロセスにより、リサイクル原料から銅・貴金属・レアメタルなどを効率的に回収し、資源の有効利用を促進しています。2017年度は事業活動で使用した原材料の総量2,659千トンのうち、再生資源原料は252千トンでした。

環境リサイクル事業

環境リサイクル事業の展開による循環型社会の実現

日立事業所 HMC製造部

JX金属は、銅を中心とした非鉄金属の資源開発から金属製錬、電材加工、環境リサイクルまで一貫した事業を展開しています。環境リサイクル事業はこのバリューチェーンの中でいわば「静脈」にあたり、産業廃棄物を無害化処理する「環境事業」と、非鉄金属を含有するリサイクル原料を地金(じがね)として再資源化する「リサイクル事業」を行っています。その特徴や強みである、「ゼロエミッション」「製錬技術をベースとした当社独自の処理プロセス」「世界に広がる集荷ネットワーク」を活かしながら、持続可能な資源循環型社会の構築に大きく貢献しています。

環境リサイクル事業の特徴と強み

1.ゼロエミッション

産業廃棄物の無害化処理とリサイクル原料再資源化のいずれの工程でも、埋め立て処分を必要とする二次廃棄物を発生させない「ゼロエミッション」を追求しています。非鉄金属以外の鉄分などはスラグとして回収され、セメント原料などとして利用されます。二次廃棄物を出さないことで、環境負荷を低減しています。

2.製錬技術をベースとした当社独自の処理プロセス

リサイクル事業における非鉄金属の再資源化は、鉱山や製錬所の操業で長年培ってきた技術をベースとして独自に構築した、効率的かつ信頼のおける処理プロセスによって行われています。中でもパンパシフィック・カッパー(株)佐賀関製錬所は、アジア最大級の銅・貴金属リサイクル拠点であり、銅精鉱が製錬時に発生する余熱を利用してリサイクル原料の溶解を行うことで、省エネルギーを実現しています。

ゼロエミッション追求による資源循環への取り組み

3.世界に広がる集荷ネットワーク

全国に構築している集荷ネットワークから集められたリサイクル原料や産業廃棄物は、苫小牧(北海道)、日立(茨城県)、三日市(富山県)、敦賀(福井県)、佐賀関(大分県)において、リサイクルまたは無害化処理されます。また、国内のスクラップ発生量減少を受け、海外での集荷を強化しており、台中(台湾)に集荷・前処理拠点を、アリゾナ州(米国)に営業拠点を設置しています。

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