環境

環境マネジメント

基本的な考え方

現在、世界共通の環境課題が、パリ協定や国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」などで合意され、その実現に向けて企業が担う役割も重要度を増しています。
JXTGグループでは、エネルギー・資源・素材を担う企業グループの責務として、事業活動が気候変動リスクや自然資本へ与える影響を適切に把握しています。
その上で、グループ行動基準に「環境保全」を掲げるとともに、「環境」をCSR活動の重点分野の一つとしています。
具体的には、JXTGグループ環境方針および環境目標を策定し、グループ一体となって持続可能な社会形成に向けた取り組みを進めていきます。

JXTGグループ行動基準(抜粋)

  1. 3.環境保全
    1. (1)私たちは、地球環境がかけがえのないものであることを認識し、限られた資源を取り扱う企業グループとして、水、土壌、大気等の自然資本と生物多様性の保全に努めるとともに、持続可能な社会の形成に貢献します。
    2. (2)私たちは、低炭素社会の形成に貢献するため、省エネルギーの推進および再生可能エネルギーの普及等に努めます。
    3. (3)私たちは、資源を効率的に利用するとともに、廃棄物の発生抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再資源化(リサイクル)等により、循環型社会の形成に貢献するよう努めます。
    4. (4)私たちは、資源開発・調達・製造・流通・販売等、バリューチェーンのすべてにわたって持続可能な生産と消費に努めるとともに、社会に対して同様の働きかけを行います。

JXTGグループ環境方針

私たちJXTGグループは、地球環境がかけがえないものであることを認識し、限られた資源を取り扱う企業グループとして、環境保全を推進し、持続可能な社会の形成に貢献します。

1.環境関連法令の遵守
高い倫理観を持ち、環境に係わる法令を遵守します。
2.事業活動における環境保全の推進
すべての事業活動において、自然資本の維持・保全に努めます。
3.低炭素社会形成への貢献
省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの普及に努めます。
4.循環型社会形成への貢献
資源の再使用、リサイクル、省資源を推進します。

JXTGグループ中期環境経営計画および環境目標の策定

JXTGグループ環境方針に定めた「低炭素社会形成への貢献」および「循環型社会形成への貢献」の実現に向けて、中期環境経営計画(2017~2019年度)および2030年度環境目標を策定し、環境活動をさらに推進していきます。

JXTGグループの中期環境経営計画(2017~2019年度)および2030年度における環境目標

1. サプライチェーン全体におけるCO2排出削減量(2009年度比)

  • 中期目標(2019年度) 272万トン削減
  • 2030年度目標 408万トン削減

2. 廃棄物最終処分率

  • ゼロエミッション(最終処分率1%未満)の維持

中期環境経営計画実現のための主な取り組み

1. CO2排出削減量

1. グループ生産拠点等でのCO2排出削減

事業活動のうち、CO2排出量が最も多い製造段階における省エネルギー対策や、世界最大規模のCO2回収プラント稼働によるCO2排出削減を推進します。

  • 原油精製を行う製油所や金属の製錬所等における省エネルギー対策の推進
  • 米国CO2-EOR※1プロジェクトによるCO2回収

2. グループ生産拠点以外でのCO2排出削減

環境配慮型商品の販売・開発推進などにより、消費段階におけるCO2排出抑制に取り組みます。

  • 省燃費性能を向上させる潤滑油製品
  • ETBEを配合したガソリンなどの環境配慮型商品の販売・開発推進
  • 水素、再生可能エネルギー事業の展開

2. 廃棄物最終処分率

1. 廃棄物の再生利用化や分別の徹底

  1. ※1CO2-EOR(Enhanced Oil Recovery): CO2圧入による石油増進回収技術。火力発電所の石炭燃焼排ガスから回収したCO2を油田まで輸送し老朽油田に圧入、貯留することにより、大気中へのCO2の放出量削減と原油の増産を同時に実現する技術。

体制

JXTGホールディングス社長を議長とするJXTGグループCSR会議のもと、JXTGホールディングス環境安全担当部管掌役員を委員長とする「JXTGグループ環境安全委員会(以下、環境安全委員会)」を設置しています。
環境安全委員会では、環境に関する事項の審議およびグループ全体における「環境マネジメントシステム(EMS)」の運用状況の確認を行っています。
また、グループ各社では、EMS運用における「最高責任者」「環境管理責任者」を選任するとともに、「環境担当部署」を設置しています。
なお、EMSを導入する事業拠点(総事業拠点数72拠点)においては、ISO14001認証の取得を推進しています。認証を取得した事業拠点は56拠点となり、認証取得率は78%です。

JXTGグループ環境マネジメント推進体制

主な取り組み実績

環境教育の実施

環境意識のさらなる向上を目的に、環境に関する基本方針、事業計画および各種法規制の周知徹底のため、従業員に対してe-ラーニングや階層ごとの定期的な教育や研修・訓練などを行っています。

環境監査の実施

ISO14001認証を取得したすべての事業拠点において、年1回、内部監査を行うとともに、認証継続のため第三者認証機関の審査を定期的に受けています。

環境事故

2016年度は以下の環境事故が2件発生しました。いずれも適切な対応を取り、再発防止を徹底しています。

発生年月 事業所など 事故概要
2016年8月 日比共同製錬・玉野製鍊所 排煙脱硫設備出口のばいじん濃度が大気汚染防止法排出基準を超過。
2016年11月 JX金属・日立事業所 大雄院地区排水配管が、腐食により劣化破損。排水が河川に漏えいし、鉛等が排水基準を超過。

JXTGグループの環境負荷全体像

JXTGグループのInput-Output(2016年度実績)(事業活動にかかわるCO2排出量と製品の消費によるCO2排出量も図示)

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